野鳥にまつわる一風変わったフィールドノート


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Author:たかんぼ
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 バードウォッチング、野鳥撮影の
 合間に「ぼぉー」と考えていたこと
 を適当に綴った覚書です。
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あくび ・・・ ダイシャクシギ
ダイシャクシギ_愛知県一色町 他人があくびするのを見ていると、あくびが出る。何故だか解らないが経験側として、あくびはうつる。

 我家のチワワ、夜更かしで朝は弱い。彼は午前中、あくびばかりしている。これ以上開かないだろうと云うくらいに大きな口を開け、舌までもが伸びをしている。
 私もあくびをしている時に、舌が伸びているか知りたくて、鏡の前であくびをしたことがあったが、残念ながら目を開けてあくびをすることができず、未だ不明である。

 ダイシャクシギが一羽、波消しブロックの上で長い嘴を背に入れて休んでいる。
 
 やがて海を眺めながらその長い嘴を開けた。あくびに見えたが私にうつらなかったところをみると、あくびではなかったかもしれないが、嘴に比べて不釣合いに短い黄色い舌が、まっすぐに伸びる。

 何ともいえない、ゆるい空気感・・・私にとってのバードウォッチングの醍醐味である。

(撮影日:2009/10/25 愛知県一色町 Canon 50D EF500mm F4L)
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テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


蓮の骨 ・・・ タカブシギ
タカブシギ_愛知県愛西市    野晒しや泥に帰らむ蓮の骨

 久しぶりに蓮田を訪ねた。
 前回訪れたのは夏の盛りで、みずみずしい黄色い花托にはピンクや白の重そうでこぼれそうな花弁がつき、所々にあるまだ固い蕾も目を楽しませてくれた。

 今の時期、蓮田は、枯れて色褪せた葉柄が折れた矢のように泥に突き刺さり、まるで合戦の後を想像させる。

 そんな中、泥と同じ色をした蜂の巣のような花托だけがポツンと一つ・・・陽を映した水田に無造作に転がっている。
 哀れを誘うような光景でもあったが同時に、種を落とし役目を終えた花托が泥に帰るやすらかさを感じた。

(撮影日:2009/10/24 愛知県愛西市 Canon 50D EF500mm F4L)

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


舶来品 ・・・ アメリカウズラシギ
アメリカウズラシギ_愛知県一色町
 アイスランド、カナダ、インド、アメリカ、ヨーロッパ、カラフト、カラなど、日本以外の国や地域の名前の付いた野鳥は多く、主に繁殖地に由来するものが多いようだ。

 「舶来品」と言うと死語に近いと笑われそうであるが、伝統があり、高級感がありそうで、憧れを含んだひびきがあって魅力的な言葉である。

 世界に冠たる日本の技術に裏打ちされた自動車などの工業製品の分野でさえ、「舶来品」は魅力的に映る。

 もちろん外国製品の全てに魅力的な価値があるわけでは無い。だから「舶来品」と「外国製品」は私の中で明確に区別されている。

 根がミーハーな私は野鳥も国外の地域や国の名を持つものは、どこか舶来品に似た魅力を感じてしまう訳で、この日はアメリカウズラシギを見に出かけた。

 干潟には、ハマシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、メダイチドリなど、よく見る顔ぶれが揃っていたが、なかなかアメリカウズラシギは姿を見せず、登場まで随分と長い時間待たされた。

 自動車、時計、家具等々、舶来品はなかなか手に入らないが、見るのはタダである。やっと登場したこのシギをゆっくりと楽しんだ。 
(撮影日:2009/10/12 愛知県一色町 Canon 50D EF500mm F4L)

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花薄 ・・・ ノビタキ
  ノビタキ_岐阜県笠松市  ノビタキ_岐阜県笠松市

 秋晴れの空、見上げると鳥・・・ではなく飛行機と飛行機雲。しかも尋常ならざるスピードとアクロバット飛行である。

 翌日に控えた航空ショー、ブルーインパルスの練習飛行である。大空のキャンパスにブルーの機体によって見事に描かれる模様の正確さには驚かされるし、飛ぶという機能を追及した機体の美しさも格別だ。

 その空の下では、ノビタキが秋野を静かに、そして自由に飛び回る。まるで秋風と戯れているように見えた。

 秋に見かける冬羽のノビタキ、やはり枯れた景色がよく似合う。写真は撮ってみたものの、残念ながら色の強いセイタカアワダチソウでは、全く絵にならない。
 薄がいい・・・花穂が開ききって少し盛りを過ぎた頃・・・、現実には薄はあるが、まだ花穂が開いていないので、言葉で写し撮ってみるが、こちらもなかなかうまくはいかない。

     野鶲や野風にあそび花薄

(撮影日:2009/10/11 岐阜県笠松市 Canon 50D EF500mm F4L)

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バッタ釣り ・・・ ノビタキ
  ノビタキ_岐阜県笠松市  ノビタキ_岐阜県笠松市

 子供の頃、カエルを餌にしてザリガニ釣りをした。しかしバッタは釣ったことが無かったし、釣るものとは思ってもなかった。

 旅の途中、平地の草原に立ち寄るノビタキを見ようと出かけた場所で、バッタを釣っているグループに出会った。

 草原で4、5羽のノビタキと一緒に秋の日を楽しんでいると、30人程度の親子連れが、それぞれ手に50cm程度の竹竿に太い糸をつけた道具を持って、草原に入ってきた。糸の先端には餌ならぬ、緑色で5-10cm程度の長方形の物体がくくってある。どうやらバッタに似せているらしい。

 自然と親しむイベントのようである。ターゲットのバッタの目の前で緑色の物体を見せると、オスであればメスと思い込み、飛びついて釣れるらしい・・・バッタは目がよく見えてないようだ。

 虫網で捕れば早かろうと思うが、天の高い穏やかな日に親子で楽しむには良い企画であると感心した・・・が、草原からノビタキの姿は消えてしまっていた。そんな訳で写真は翌日に同所で撮影したものである。

(撮影日:2009/10/11 岐阜県笠松市 Canon 50D EF500mm F4L)

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秋深し ・・・ モズ
モズ_三重県鈴鹿市 秋の深まりを感じさせてくれるのは、かん高い鳥の声である。

 街に暮らしていると代表的なのは、ヒヨドリの声。ピーヨ、ピーヨと始まり、結構複雑に鳴くが、終始かん高い声で賑やかである。

 公園まで足を伸ばすと、モズの高鳴きが聞こえ、葉の少なくなった樹木の先端などに姿がある。
 モズは早贄(はやにえ)が有名だ。私は早贄を見るたびに自分の狩猟能力を誇示しているように見えるが、理由ははっきりしないらしい。公園の虫たちは、この高鳴きを恐怖をもって聞いているのだろうと想像する。

 早贄のせいか、小さいながらも残酷で狡猾なハンターのイメージが強いが、よく見ればカラフルで、時折、上下に尾を振る姿も愛想がある。

 毎年、モズの声が聞こえてくると夏の名残を残す秋から、冬の到来が近い秋へと街の空気が入れ替わるようである。

(撮影日:2009/10/08 三重県鈴鹿市 Canon 50D EF500mm F4L)

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真


鷹羽狩行の名句案内
 10月1週目は残念ながら仕事で、バードウォッチングはお休みである。

 最近のマイブーム、写真俳句。もう少し、まともな句を詠みたいとの思いから、「鷹羽狩行の名句案内」(NHK出版)を読んだ。
 帯文には「美しく、正しい日本語によって結実した名句。俳壇の第一人者が解説する、季語から選んだ古今名句510」・・・その通りの内容である。

 多くの優れた写真を鑑賞することは、写真上達には欠かせない。俳句も同じである。

 この本で名句として掲載されている中から、鳥を詠んだ句で私の好きな句を紹介したい。

 やはらかく山河はありぬ鳥の恋  井上弘美
 一身を矢とし翡翠漁(すなど)れる  山口速
 ほととぎすいくつもの山下に見て  茨木和生
 笹鳴の移りて残る日差しかな  星野恒彦

 どの句も美しい日本語によって、その映像が目の前に広がる。
 四季を感じとる、その卓越した日本人のセンスによって作り出された季語。その季語を駆使して描かれる世界は、心象風景まで映像となる。そんな句をいつか詠みたい、そんな写真をいつか撮りたいと願う。

テーマ:紹介したい本 - ジャンル:本・雑誌


浮き巣 ・・・ カイツブリ
カイツブリ_水元公園 仕事の都合で週末を東京で過ごした。

 仕事の先輩で松戸在住の方と葛飾区の水元公園を訪ねた。先輩を待つ間にバードウォッチャーに声をかけると、とても親切に水元公園の野鳥について教えていただいた。
 このH氏には、その後もキビタキを撮らせていただいたりとお世話になり、楽しい一時をご一緒させていただいた。

 公園は水路が園内を走る水郷公園だが、森あり、草原ありで都内ではあるが多くの野鳥が訪れるらしい。この日も中央の草原にはノビタキの姿もあった。

 かわせみの里と名付けられた一画で、カワセミが愛嬌を振りまいている反対側にはカイツブリが、抱卵の最中である。

カイツブリ_水元公園 浮き巣には白い卵が4つ、時折吹く強い秋風にも一見不安定に見えるが、びくともしない。

  風立ちてあぶなげもなし浮巣かな

 もう何日かすると可愛い雛を背中に乗せたカイツブリの姿が見られることだろう。

(撮影日:2009/09/27 東京都水元公園 Canon 30D EF100-400mm f4.5-5.6L)

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真



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