野鳥にまつわる一風変わったフィールドノート


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たかんぼ

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 バードウォッチング、野鳥撮影の
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集団繁殖地 ・・・ コアジサシ
   コアジサシ_千葉県   コアジサシ_千葉県
 
 暑い日が続く。熱中症関連のニュースに触れない日はないし、湿度と高温に不快指数も上がる一方である。

 猛烈な暑さの中、コアジサシの集団繁殖地を見てきた。
 
 海岸の草地ではまだ生まれたてのヒナが草陰から草陰へと用心深く、可愛らしい足どりで駆けている。砂浜には飛べるまでに育ってはいるが、まだ餌を自分で獲ることは出来ないヒナ達が並んで親を待っている。

 何度も何度も餌を運んでもらえる子もいれば、なかなか運んでもらえない子も・・・。
 灼熱の太陽の下、海を見つめながら親を待つヒナの姿は、言いようのない物悲しさ誘う。

(撮影日:2010/07/25 千葉県 Canon 50D EF100-400mm f4.5-5.6L)

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熱中症 ・・・ ブッポウソウ
ブッポウソウ_長野県天龍村 今日は大暑、一年中で最も暑い時期で、名前負けせぬ一日だった。
 暑さも雨と同じで度を越すと災害である。今週に入ってからの暑さはもはや災害で、熱中症による死者の数をみても異常である。私も今週の猛暑で数年ぶりにあせもができてしまった。

 ブッポウソウを見るために天龍村を訪ねた。
 天龍村では7月15日のゲリラ豪雨で崖崩れの被害が出て、通行止めの心配もあったが、中央道から南下するルートでは杞憂であった。早朝こそ涼しく感じられたが、時間とともにぐんぐんと気温が上がり街なかと変わらない。

 天竜川は雨の影響で土砂が混ざり濁ってはいるが、梅雨が明けたばかりの強い陽射しをキラキラと反射させている。ブッポウソウは川に向いた巣箱に何度も川の上を飛びながら餌を運ぶ。

 暑い中、親鳥も大変だが、陽のあたる巣箱の中の温度は何度くらいなんだろう、ヒナは熱中症は大丈夫だろうかと考えてしまうが、巣箱から時々顔を覗かせるヒナは元気そうで巣立ちも近そうであった。

(撮影日:2010/07/18 長野県天龍村 Canon 7D EF500mm F4L)

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無邪気 ・・・ アオバズク
アオバズク_三重県員弁郡 アオバズクのヒナを一目見ようと夕方から出かけた。
 夕方になったのは特に理由があるわけではなくて、ただただ暑さに気持ちが萎えてしまって、出かけようか、止めようかと迷っているうちに夕方になってしまった。

 巣立ちの近そうなヒナが1羽、顔を出していた。
 その身体にはもう狭くなってしまった巣穴でしきりに愛想を振りまく。こちらに顔を向けたまま、顔で円を描いてみたり、首を左右に揺らしたり、伸びをしたりと見ていて飽きない。目の前を虫が横切ると、大きな目を一層まんまるにして興味津々の様子である。

 人間の子供も動物の子供も、ちがいなく無邪気な様子である。

 「無邪気」とは辞書によるとあどけなくて、すなおなこと。悪気やねじけた気持ちのないこと。

 7月11日の参議院選挙以降は無邪気とは程遠い政治屋さんの顔ばかりのニュースに少々うんざり気味。
 ヒナの無防備な無邪気に触れると、こちらも心の防壁が無意識に外れるようであった。

(撮影日:2010/07/17 三重県員弁郡 Canon 7D EF500mm F4L)

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北海道(7) ・・・ ヤマゲラ
ヤマゲラ_北海道旭川 楽しかった北海道の旅も4日目、最終日である。

 旭川駅に近いホテルを早朝4:30頃出発、市内の公園で最後のバードウォッチング。さすがに北海道、都市公園にもアカゲラ、ゴジュウカラ、キバシリ等々、多くの野鳥と簡単に出会うことが出来る。

 アカゲラが3羽で追いつ追われつ遊んでいるのを見ていると、2羽のヤマゲラが出てきた。2羽は付かず離れずで樹をつつきながら移動していく。

 公園内は通学路になっているようで、8時を過ぎると制服姿の学生達が徒歩や自転車で急ぎ足に通り過ぎてゆく。通学途中では野鳥に関心を示す生徒はいなかったが、こんな環境で育てば私ももう少しましな大人になっていただろう。

 9時過ぎにバードウォッチングも切り上げ、旭山動物園へ。
 話題の動物園とあって日本人観光客のみならず、アジアからの観光客と思しき団体も多い。

 やはり北海道は広い・・・そんな当たり前の事を実感した4日間、再訪の誓いを胸に旭川空港を発った。

(撮影日:2010/07/05 北海道旭川市 Canon 7D EF500mm F4L)

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北海道(6) ・・・ ノゴマ、オオジュリン、コヨシキリ
    ノゴマ_ベニヤ原生花園   ノゴマ_ベニヤ原生花園

 北オホーツク道立自然公園の中にあるベニヤ原生花園、迎えてくれたのはエゾニュウの上でさえずるノゴマ。春と秋には地元の都市公園でも見かけるが、北海道で見るノゴマはまた違った趣がある。
 この旅ではさえずる多くの野鳥を見たが、このノゴマは願いが通じたようで興味を示してくれたメスが現われたようである。

 ここでもノビタキ、コヨシキリが多く頭を黒くしたオオジュリンも懸命にさえずっていた。

    オオジュリン_ベニヤ原生花園   コヨシキリ_ベニヤ原生花園

 霧の出てきた原生花園を後にして、北海道最後の夜を過ごす旭川市内へと向かった。
 今回の旅は妻と一緒である。バードウォッチング三昧の罪滅ぼしにもならないが、折角の北海道、妻の希望でカニ三昧・・・とまでは行かないがカニ料理に舌鼓を打った。

(撮影日:2010/07/04 ベニヤ原生花園 Canon 7D EF500mm F4L)

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北海道(5) ・・・ ツメナガセキレイ、オオジシギ、ホオアカ
ツメナガセキレイ_サロベツ原生花園 3日目早朝は下サロベツ原野の北、サロベツ原生花園へ。

 5時過ぎに到着するが、既に多くのバードウォッチャーが観察中である。
 オオジシギが何度もディスプレーフライトを披露し、看板の上で一休み。曇り空には、チュウヒやトビが舞い、黄色い花を咲かせたエゾカンゾウにはツメナガセキレイが止まっている。ホオアカも小さな身体で、原野に響けとばかりに天に向かってさえずる。

 シマアオジの澄んだ声が遠くで聞こえるが双眼鏡では点にしか見えない。スコープを覗かせてもらうと黒い頭と黄色いお腹がはっきり見えた。

 シマアオジの声はなかなか近づいてこないが、宿の朝食の時間はどんどんと近づいてくる。一旦、食事とチェックアウトに宿へ戻った。もう一度、立ち寄ってみると果たしてシマアオジは私の留守中に近くまで来たとのこと・・・こんなこともある。

 気を取り直して、ベニヤ原生花園へと向かった。

(撮影日:2010/07/04 北海道サロベツ原生花園 Canon 7D EF500mm F4L)

   オオジシギ_サロベツ原生花園   ホオアカ_サロベツ原生花園
 

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北海道(4) ・・・ ツメナガセキレイ
   ツメナガセキレイ_下サロベツ原野   ツメナガセキレイ_下サロベツ原野

 サロベツ原野は2005年にラムサール条約に登録された湿地帯で200平方kmにも及ぶという。残念ながら近年、乾燥化が進んでいるようで、クマザサが進出しているエリアにその旨を知らせる看板があった。酪農の拡大と農地整備が一因のようである。

 ここへくる途中も多くのウシと広大な牧草地が目に止まった。北海道っぽいと写真を撮ったが、喜んでばかりもいられない。この湿原に迫る危機を招いたのも、止められるのも人間である。人間が経済的動物であればこそ、この景観、自然の生み出す計り知れない真の経済的効果に早く気が付くべきである。

 アカエリカイツブリが泳ぐ沼の側では、多くのノビタキやコヨシキリに混ざってツメナガセキレイの姿もある。オスとメスであろうか花の咲く湿原の中、お互いを追いかけ合っている。

 こんな姿も近い将来、見れなくなってしまうと思うと残念である。

(撮影日:2010/07/03 北海道下サロベツ原野 Canon 7D EF500mm F4L)

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北海道(3) ・・・ アカエリカイツブリ
   アカエリカイツブリ_下サロベツ原野   アカエリカイツブリ_下サロベツ原野

 クマゲラでスタートした2日目。
 午後からは下サロベツ原野を目指して車を走らせる。北海道独特の信号のほとんど無い道をひた走る。無いのは信号だけではない、国道沿いにもかかわらずファミレス、コンビニがなかなか見つからない。ここでは、事前の準備が必要である。

 下サロベツ原野は木道が整備され歩きやすく、木道沿いにはエゾカンゾウやカキツバタが花を咲かせている。
沼を渡る風が汗をかいた身体に心地よい。沼では抱卵を相方に任せて文字通り羽を伸ばすアカエリカイツブリ。新緑を写す原野の沼に浮かぶ姿はいかにも北海道らしく美しい。

(撮影日:2010/07/03 北海道下サロベツ原野 Canon 7D EF500mm F4L)

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北海道(2) ・・・ クマゲラ
クマゲラ_北海道朱鞠内湖 北海道に対する私の勝手な印象、誤解を恐れずに書くが大いなる田舎である。どこまで走っても田舎である。
 ここではナビは寡黙だ。目的地をセットすると一言二言の定型句の後に、「30キロ以上道なりです」とか「50キロ以上道なりです」と発したきり、だんまりである。この寡黙さが大自然を語り、バードウォッチャーに魅力的なフィールドを提供してくれている。

 1日目は旭岳近くの温泉に宿をとり、露天風呂で疲れを癒す。温泉好きを自覚したことはないが、腹が減っている時はなんでも美味しく感じるのと同じで、疲れた身体に温泉は最高のご馳走である。

 2日目は北へ向かって2時間半程走った、朱鞠内湖のクマゲラからスタートとなった。

(撮影日:2010/07/03 北海道朱鞠内湖 Canon 7D EF500mm F4L)

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北海道(1) ・・・ ギンザンマシコ
ギンザンマシコ_大雪山旭岳 風が流れて霧が消えると北海道最高峰、旭岳の頂上が姿を現した。

 北海道でのバードウォッチング、3泊4日の旅のスタートに選んだのは旭岳。
 旭川空港到着後に直行、途中雨の心配もあったがロープウェイから先、天上の世界は時折陽の射すまずまずの天気で高山植物が色とりどりの可憐な花を咲かせている。

 ノゴマの声を聞きながらハイマツ地帯の見下ろせる展望台でギンザンマシコを待つ。エゾシマリスの愛嬌のある仕草を楽しみながら待っていると、幸運にも期待通りオスが姿を見せてくれた。

 ギンザンマシコの鮮やかと言うより鉄錆色に近い赤色は、広大なハイマツの群落に溶け込んでいた。

(撮影日:2010/07/02 北海道旭岳 Canon 7D EF500mm F4L)

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