野鳥にまつわる一風変わったフィールドノート


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鴫立つ沢 ・・・ アオシギ
   アオシギ_岐阜県養老公園   アオシギ_岐阜県養老公園

 アオシギを見た。
 滝川に沿って駐車場へと帰る途中に、たまたま飛び立ったところに居合わせた。そんな偶然でもなければ容易には見つけられないほどに、見事な保護色で目立たない。実際、降りたった場所が分かっていても、探すのに苦労したほどである。

 歳時記によれば鴫は秋の季語で、「シギ科の鳥の総称、普通はタシギのことをさす」とある。西行法師の「心なき身にもあはれはしられけり鴫立つ沢の秋の夕暮れ」の歌は知名度抜群で、僧侶となり感情を捨てた身にも哀れを感じさせる秋の夕暮れの寂しさを、シギが立派に演出している。鷹立つ沢、鴨立つ沢ではダメである。

 私が居合わせたのは冬の夕暮れであったが、西行法師が見た鴫、詠んだ鴫はアオシギだったかも知れない。そして私は飛び立ったアオシギを追いかけたが、西行法師はそんな無粋なことはしなかっただろう。

(撮影日:2010/01/24 岐阜県養老公園 Canon 50D EF500mm F4L)

テーマ:野鳥の写真 - ジャンル:写真