野鳥にまつわる一風変わったフィールドノート


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たかんぼ

Author:たかんぼ
【このBLOGについて】
 バードウォッチング、野鳥撮影の
 合間に「ぼぉー」と考えていたこと
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野の鳥は野に 評伝・中西悟堂 ・・・ 小林照幸
 本書はサブタイトルにあるように「中西悟堂」について書かれた本です。「日本野鳥の会」創立者として一般的には認知されているのではないでしょうか。しかし、鳥類と深く関わる以前は、文学にも明るく詩集も出版しており、また僧籍にあって思想家としても評されています。

 本書は、彼が鳥と深く関わる30代後半から、鳥の保護活動を軸に自然環境保護活動の様子を、「野の鳥は野に」、「自然を保護することは、結局、人間を保護することだ」という悟堂の哲学を織り込みながら進んでゆきます。

 バードウォッチングを趣味とする私にとっては、興味深い話も多くありました。
・「探鳥会」「野鳥」という言葉は悟堂が創り出した。
・悟堂の開催した静岡県須走高原での日本初の探鳥会メンバーには柳田国男、北原白秋、金田一春彦ら多くの文化人が 参加していた。
・「県鳥」の制定を提案をしたのも悟堂だった。
・トキを国際保護鳥にと提唱した。
・バードテーブルの発明 などなど。

 悟堂は「バードウォッチングという言葉は、鳥をモノとして見ている気がしてならない。鳥だけを見てればいい。という意味に感じて仕方ない」とも・・・厳しいお言葉です。

 現在の「日本人と鳥」との友好的関係の基礎を築き、「開発と自然保護」という相容れない命題に正面から挑む悟堂の姿を追ったこの本は、面白く読めました。

 また、今と変わらず、今以上に、野鳥を楽しむことの出来る環境を未来に残すために、自分の出来ることは何なのかを考えさせられる1冊でもあります。

【野の鳥は野に 評伝・中西悟堂 (著者:小林照幸 新潮選書)】

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



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